がん 書籍解説

【書籍解説・感想】イタリア人医師が発見したガンの新しい治療法

きょうこです!

ご覧いただきありがとうございます。

本記事では、「イタリア人医師が発見したガンの新しい治療法」という書籍の解説、自分なりの考えなどをつらつら書いていこうと思います。

トゥリオ・シモンチーニ博士について

シモンチーニ博士(Tullio Simoncini, 1951年 - )は
イタリア人で正式な医師です(外科医・腫瘍学博士)。

2019年9月に著書が発売され、物議を醸しました。

著書の感想

とてもパワーのある文章で、励まされ、希望を抱くことができました。
実際に本書の影響を受け、考え方が自然と変わっていったなと自分でも感じます。

身体的なアプローチだけでなく精神的なアプローチも紹介しており、具体的なエピソードも交えながらのわかりやすい解説でした。

(前略)すなわち、心の力というものは、病気どころか命すらも絶つ事の出来るほどのパワーを持っていると言う事が出来ます。(後略)

イタリア人医師が発見したガンの新しい治療法p112

引用文からも伝わる通り、心の力は強力であるという前提で話は進んでいきます。

実際の治療例を取り上げながら

「自分は大変な病(ガン)に冒されているのだ!」という暗示(暗示も心の力)をやめること
心の健全さを取り戻すこと

上記2つを指摘していたように感じました。

著書の「がんはカビ(真菌)であるなら、重曹治療が有効だ」という主張ばかりが有名になっていきましたが、

潜在意識(ホ・オポノポノなど)など、心の持ち方についてにも触れています。とても面白いです。

かの有名な中村天風先生も、心の力で病を治した内のひとりですね。

西洋医学は、身体的なアプローチ、薬物療法などで症状や問題を取り除く、といった考え方が目立ちますが、著書はホメオパシー医学の考え方なども用いられています。

「重曹殺菌」についての感想

シモンチーニ博士は、がんを真菌(カビ)と主張しています。

カンジダ菌。

重曹殺菌法で語られる部位ごとの対処法もわかりやすく解説されており、

ガンという認識、考え方を改める機会になりました。

「悪性腫瘍」「2人に1人がなる時代」「余命〇年(〇ヵ月)」

負けないように抗がん剤、想像を絶するほど苦しい闘病生活・・・

思い浮かぶのは、そんなよくないイメージばかりです。

しかし、そうではなく、

がんはただのカビ(真菌)だ!

と豪語するシモンチーニ博士。主張が尖っている故に賛否両論でしたが、ある層は希望の持てるお話だと思いました。

各部位対処法(重曹殺菌法)

・咽頭ガン、食道ガン
濃度は適当で良いが、およそ10%~20%の重曹水溶液を毎日1~2時間くらいかけて、お酒を飲む人のようにチビチビと飲む。もちろん、気持ちが悪くなるほど飲まなくて良い。

・胃ガン
同様の濃度で、100~200㎖くらいを一気に飲んで、お腹(胃の上)を10分ほどマッサージをする。ゲップはもちろん出して良い。気分が悪ければその後、吐くのも構わない。

・十二指腸ガン、回腸ガン、空腸ガン(小腸のガン)
同様であるが、マッサージする位置を下腹部にも施す。20%程度の濃度のものを500~1000㎖浣腸する。出来るだけ我慢したら、排出して良い。

・大腸ガン
同様(浣腸がメインになる。まめに行う事。できるだけ多く、あふれ出すまで注入する。トイレで行うと良い)。

・直腸ガン
同様。

・子宮頸ガン、子宮ガン
濃度20%程度のものを、あふれ出すまで膣注入し、20分ほど恥骨の上をマッサージする。その後は排出して良い。ときおり浣腸も行う。

・膀胱ガン
導尿カテーテル(ネットで購入できる)で、20%程度のものを300㎖ほど注入する。慣れるまでは痛むが、ワセリンを使い、ゆっくり、とてもゆっくり挿入すれば、麻酔はほとんどの人の場合、必要ないとの事(看護師・談)。20分ほど恥骨の上をマッサージし、その後排出する(ただし炎症リスクがあるため、セルフはあまり勧められない)。

・肺ガン、膵臓ガン、腎臓ガン、肝臓ガン、乳ガン
20%程度のものを経口と浣腸を併用するが、時間(期間)はかかる。早い人も遅い人もいる。焦らない事が肝心。本書で紹介した体質改善を心掛ける。肺ガンは講演会で別法を解説したい。

・脳腫瘍、骨肉腫
同様。

・皮膚ガン、舌ガン
直接患部に塗布する。濃度の濃いものでも良い。

各部位対処法の注意点

・アルミニウムフリーの、調理用の重曹を用いる事
・重曹は水(ぬるま湯)に溶けにくいが、かき混ぜて分離する前に素早く注入する
・1日に1回で良い
・6日続けたら、6日休むこと
・ガンが治ったら止める事
・抗がん剤を併用しながらでは効果は殆どない
・ガンもどきに注意(本文参照)
・3つの要点(序章参照)を必ず実行のこと
・松の葉と乳酸菌を、なるべく毎日摂取(序章参照)

・ガン解放セミナー(講演会)にはなるべく一度ご出席ください。ご認識がずっと深くなります。

イタリア人医師が発見したガンの新しい治療法p216~p219

どこの部位かによって、

経口か浣腸(注入)か塗布か
経口の場合、チビチビと飲むか一気に飲むか

色々変わるみたいです。

また、本書を読んでいて、重曹殺菌する以外にも、「身の回りの毒物」を減らしたり、心の持ち方を意図的に変えたりする必要があるように感じました。

農業革命について~「奇跡のリンゴ 木村秋則さん」にも言及~

昔は、洗剤も天然から作られたものでした。

野菜も農薬を使うことなく、自然の力で野菜を育てていました。

敗戦後、農家は慣行農法に切り替えるように・・・。

それにより、数年はキレイな作物がよくできるようになったのだが、

病弱な作物しかできないとわかったのだった。

しかし、慣行農法から再び自然農法に戻すことは大変なのです。

農薬で土が弱り、微生物がいなくなったので、自然農法で作物ができるための土台を失ってしまったのです。

それでも作り続けるといずれはまた自然の力が戻ってくるのですが、簡単には後に引き返せませんよね。

生計を成り立たせるために、農薬、化学肥料を使用し野菜を作り続けることになりました。

そんな、どうしようもない現状に手を打ったのが、木村秋則氏です。

彼は、無農薬、無化学肥料で完全に自然のリンゴを完成させました。

農薬を使わずして売り物のリンゴは作れない、という常識を見事に覆したのです。

なぜ無肥料無農薬がいいのか?(サルベストロールとは?)

木村秋則氏の成し遂げた偉業が、世にどう変化を与えるのか

実に簡単なことだったのだ。要するに自然循環に逆らわない農業にもどれば、病気に丈夫で味の美味しい作物が自然に出来上がるということだ。(後略)

イタリア人医師が発見したガンの新しい治療法p79

自然の力で作物を作る、という素晴らしさ。それが実現可能であることを世に広めることができました。

そして、無肥料無農薬の作物が持つパワー「サルベストロール」についても解説していきます。

ガン細胞はCYP1B1という酵素を持っています。

CYP1B1という酵素は、サルベストロールの化学構造を変化させる力を持っています。

この化学構造の変化で、サルベストロールは、ガン(真菌)を殺す物質へと変化をさせるのです!

しかも、正常な細胞には全く無害なまま。

つまり、サルベストロールを摂取したら、ガン細胞の中にあるCYP1B1という酵素と化学変化を起こし

ガン細胞をやっつけてくれる!



・・・お察しの通りでしょう。

サルベストロールは、無肥料無農薬で作られた野菜の中にあります。

無肥料無農薬で作られた自然の力を持っている野菜にはそれだけの力があるのです。

つまり、自然農の野菜は、「贅沢品」「意識が高い人が買うもの」という意識のままでは古いと思いませんか?

病、、、それもガンを治す力がある立派な薬として認識を改める必要があるのではないでしょうか。

ただし、サルベストロールが有効に働く条件というのがあります。

こちらです

  • 殺虫剤(農薬)や殺菌剤を使っていないこと。加工品の場合も、防腐剤(殺菌剤)を使っていないこと
  • 経口・経皮に関わらず体内に殺菌系の化学物質を取り入れていないこと
  • SODなどの他の酵素や栄養素と結びついていること(単体抽出は効果を為さない。食材圧縮・エキスの場合はOKだが、この場合も化学防腐剤を使用していないことが条件である)
    SOD=スーパーオキシド・ディスムターゼ

農薬や化学物質の排除が重要になってきます。

化学物質は、食べ物を意識しているだけではダメで。

日常生活にあるものなので、ひとつひとつ暮らしを見直していくことが重要です。

化学物質に頼らずに作っている作物、暮らしの中の用品などがあれば、ぜひそこにお金を落として、活動を応援してくださいね。

そして、健康に向かって歩んでいきましょう!

わたしの家族も、無肥料無農薬で、ひとにやさしい、地球にやさしい野菜づくりをしています。

どうぞよろしくお願いします♪

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